• 献本

地球の化学と環境(第2版)

978-4-7827-0387-8 C3043 /1998年3月刊行
多賀光彦・那須淑子
北海道大学名誉教授 多賀光彦・北海道教育大名誉教授 那須淑子 共著
B5・並製・228頁/定価 3,300円(本体3,000円)
地球環境の悪化が進む中で,地球の姿を化学的にとらえ,それをベースに環境の諸問題を考えることは重要である。
本書はこの観点から地球化学の基礎的事項を十分に解説し,そのうえで人間活動と環境の関わりを解説。
地球化学,地球環境化学の教科書,参考書として最適。最新の環境問題などを加えより充実させた。
目次

第1章 はじめに
 1-1 地球の化学
 1-2 地球の環境

第2章 太陽系の中の地球
 2-1 太陽系
  2-1-1 太陽系の構造と特徴
  2-1-2 太陽系の起源
  2-1-3 太陽
 2-2 原始太陽系と隕石
  2-2-1 隕石のルーツと分類
  2-2-2 コンドライト
  2-2-3 炭素質コンドライトと原始太陽系
  2-2-4 その他の隕石
 2-3 地球
  2-3-1 地球の層状構造
  2-3-2 地球の化学モデル
 2-4 年代決定法と地球の年齢
  2-4-1 放射性核種の壞変
  2-4-2 放射性同位体による年代決定法
  2-4-3 地球の年齢の推定
  2-4-4 地球進化の経緯

第3章 岩石圏
 3-1 地殻の構造
 3-2 火成岩の種類と地殻の化学組成
 3-3 マントルと核の化学組成
 3-4 火成岩の造岩鉱物
 3-5 マグマの結晶作用
 3-6 マグマ中の揮発性成分
 3-7 地殻物質の二次的変化
  3-7-1 風化作用
  3-7-2 風化過程の生成物
  3-7-3 堆積物の種類と組成
  3-7-4 堆積作用を支配する要因
  3-7-5 堆積物の量
  3-7-6 変成作用
 3-8 鉱床
  3-8-1 金属鉱床
  3-8-2 有機鉱床

第4章 大気圏
 4-1 大気圏の構造と役割
  4-1-1 層状構造
  4-1-2 大気の役割
 4-2 大気の化学組成
  4-2-1 窒素と一酸化二窒素
  4-2-2 酸素とオゾン
  4-2-3 希ガス
  4-2-4 二酸化炭素
  4-2-5 水蒸気
 4-3 大気コロイド
  4-3-1 エアロゾルの分類と生成
  4-3-2 主要なエアロゾル
 4-4 大気の起源と進化
  4-4-1 惑星の大気
  4-4-2 一次大気
  4-4-3 マグマからの放出ガスと二次大気
  4-4-4 二次大気の進化
  4-4-5 生命の誕生と酸素量

第5章 水圏
 5-1 水の分布
  5-1-1 水の存在量
  5-1-2 水の循環とその地球化学的意義
 5-2 雨水
  5-2-1 雨水の化学組成
  5-2-2 降水の化学成分の起源
 5-3 陸水
  5-3-1 河川水
  5-3-2 地下水
  5-3-3 湖沼水
  5-3-4 温泉および鉱泉
 5-4 特殊な水
  5-4-1 化石水
  5-4-2 包蔵水
  5-4-3 酸性水
 5-5 海洋
  5-5-1 塩分と温度
  5-5-2 海水の循環
  5-5-3 化学成分の濃度
  5-5-4 化学成分の存在状態
  5-5-5 海洋水の定常状態
  5-5-6 海洋を中心とした元素の動き
  5-5-7 海水の起源と進化
 5-6 安定同位体と物質の挙動
  5-6-1 同位体比とその偏差
  5-6-2 同位体分別

第6章 人間の活動と環境
 6-1 水質汚濁と水資源
  6-1-1 水質汚濁の種類
  6-1-2 富栄養化と赤潮・アオコ
  6-1-3 有機塩素系化合物による地下水の汚染
  6-1-4 ダイオキシン類による汚染
  6-1-5 海洋汚染
  6-1-6 水資源とその保全管理
 6-2 土壌汚染
  6-2-1 土壌の構造
  6-2-2 土壌の機能
  6-2-3 土壌汚染の例
 6-3 大気汚染
  6-3-1 大気汚染災害
  6-3-2 大気汚染の対策
 6-4 酸性雨
  6-4-1 酸性雨の原因物質
  6-4-2 酸性雨の影響とその対策
 6-5 オゾン層の破壊
  6-5-1 成層圏のオゾン層
  6-5-2 オゾン層の危機とフロンガス
  6-5-3 オゾンホール
  6-5-4 対策
 6-6 地球の温暖化
  6-6-1 温室効果ガス
  6-6-2 温室効果ガスの濃度変化
  6-6-3 温暖化の影響
  6-6-4 温暖化防止策

第7章 宇宙の創造と元素の起源
 7-1 われわれの銀河系と宇宙
  7-1-1 恒星
  7-1-2 われわれの銀河系
  7-1-3 宇宙の構造
  7-1-4 ビックバン宇宙論
 7-2 宇宙における元素の存在度
  7-2-1 存在度のきめ方
  7-2-2 元素の存在度の特徴
  7-2-3 核種の安定性と存在度
 7-3 星の進化と元素の起源
  7-3-1 星の誕生
  7-3-2 星内部での原子核反応

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更新: 2024年6月5日
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