• 献本

基礎の有機化学(第2版)—生命科学のために

978-4-7827-0733-3 C3043 /2015年9月刊行
広島大学名誉教授 深宮斉彦
広島大学名誉教授 本田計一・広島大学教授 石田敦彦・広島大学教授 太田伸二
広島大学准教授 大村 尚・広島大学准教授 根平達夫 [共著]
B5・並製・2色刷・246頁/定価 3,300円(本体3,000円)
将来専門的に有機化学を専攻しない学生にとっても,有機化学の基礎が平易に学べるように配慮。
医・薬・農・理・工学部などで生命科学分野に進む場合に備え,生化学に関わる基本物質の解説を設け,生命現象の化学的理解の一助とした。
主な内容
  1. 有機化学の基礎 ─有機化合物の分類,官能基,命名法
  2. 有機分子のかたち
  3. 有機反応のしくみ
  4. 有機化合物の性質と反応
  5. 生体に関連する有機化合物
  6. 有機分析のしかた
目次(詳細)

1章 有機化学の基礎─有機化合物の分類,官能基,命名法
 1・1 有機化合物の分類
 1・2 有機化合物の構造式の書き方
 1・3 有機化合物の命名法
 1・4 原子,分子,結合
  1・4・1 オクテット則
  1・4・2 形式電荷
 1・5 原子の構造と原子軌道
 1・6 イオン結合と共有結合
  1・6・1 イオン結合
  1・6・2 共有結合
 1・7 混成軌道
  1・7・1 炭素のsp3混成軌道(メタン)
  1・7・2 炭素のsp2混成軌道(エチレン)
  1・7・3 炭素のsp混成軌道(アセチレン)
  1・7・4 窒素と酸素の混成軌道
 1・8 電気陰性度と結合の極性
  1・8・1 電気陰性度
  1・8・2 双極子モーメント
  1・8・3 分子間力(ファンデルワールス力)
 1・9 共役系とπ電子の非局在化
  1・9・1 共鳴
 1・10 芳香族性
 1・11 誘起効果と共鳴効果
  1・11・1 σ結合の分極─誘起効果
  1・11・2 共役系での分極─共鳴効果
  1・11・3 誘起効果,共鳴効果を生じさせる官能基
  1・11・4 超共役
 1・12 酸と塩基
  1・12・1 酸・塩基の定義
  1・12・2 酸・塩基の強さ
  1・12・3 酸・塩基の強さに影響をおよぼす要因
 章末問題

2章 有機分子のかたち
 2・1 異性体
  2・1・1 構造異性体
  2・1・2 立体異性体
  2・1・3 立体配座異性体
  2・1・4 立体配置異性体
 章末問題

3章 有機反応のしくみ
 3・1 有機反応の反応機構による分類
  3・1・1 均等開裂
  3・1・2 不均等開裂
 3・2 反応の形式と試薬
  3・2・1 反応の分類
  3・2・2 反応試薬
  3・2・3 化学反応における平衡と速度
 3・3 反応中間体
  3・3・1 カルボカチオン
  3・3・2 カルボアニオン
  3・3・3 ラジカル
 3・4 いろいろな有機反応
  3・4・1 脂肪族求核置換反応
  3・4・2 付加反応
  3・4・3 脱離反応
  3・4・4 芳香族求電子置換反応
  3・4・5 ラジカル反応
 章末問題

4章 有機化合物の性質と反応
 4・1 飽和炭化水素
  4・1・1 アルカン
  4・1・2 シクロアルカン
 4・2 不飽和炭化水素
  4・2・1 アルケン
  4・2・2 アルキン
 4・3 ハロゲン化合物
  4・3・1 ハロゲン化合物の化学的性質
  4・3・2 ハロゲン化合物の一般合成法
 4・4 アルコールとフェノール
  4・4・1 アルコールとフェノールの化学的性質
  4・4・2 アルコールとフェノールの一般合成法
 4・5 エーテル
  4・5・1 エーテルの化学的性質
  4・5・2 エーテルの一般合成法
 4・6 アルデヒドとケトン
  4・6・1 アルデヒドとケトンの化学的性質
  4・6・2 アルデヒドとケトンの一般合成法
 4・7 カルボン酸
  4・7・1 カルボン酸の化学的性質
  4・7・2 カルボン酸の一般合成法
 4・8 カルボン酸の誘導体
  4・8・1 酸ハロゲン化物
  4・8・2 酸無水物
  4・8・3 エステル
  4・8・4 酸アミド
 4・9 窒素化合物
  4・9・1 アミン
  4・9・2 シアン化合物
  4・9・3 ニトロ化合物
  4・9・4 ジアゾ化合物
 4・10 芳香族化合物
  4・10・1 芳香族炭化水素
  4・10・2 縮合多環式化合物
  4・10・3 複素環式化合物
 4・11 有機金属化合物
  4・11・1 マグネシウム化合物
  4・11・2 その他の金属化合物
 4・12 有機非金属化合物
 4・13 合成高分子化合物
  4・13・1 分類
  4・13・2 付加重合
  4・13・3 縮合重合
  4・13・4 構造と性質
 4・14 天然有機化合物
  4・14・1 脂肪酸および関連化合物
  4・14・2 芳香族化合物
  4・14・3 テルペノイド
  4・14・4 ステロイド
  4・14・5 アルカロイド
 章末問題

5章 生体に関連する有機化合物
 5・1 炭水化物
  5・1・1 糖類
 5・2 アミノ酸,ペプチド,タンパク質
  5・2・1 アミノ酸
  5・2・2 ペプチド
  5・2・3 タンパク質
 5・3 ヌクレオシド,ヌクレオチド,核酸
 5・4 酵素
  5・4・1 触媒としての酵素の性格
 5・5 ビタミン
  5・5・1 水溶性ビタミン
  5・5・2 脂溶性ビタミン
 5・6 ホルモン
  5・6・1 ホルモンの代表例
 章末問題

6章 有機分析のしかた
 6・1 分離・精製
  6・1・1 溶媒抽出法
  6・1・2 クロマトグラフィー
 6・2 同定・構造決定法
  6・2・1 質量分析法
  6・2・2 赤外スペクトル法
  6・2・3 紫外可視スペクトル法
  6・2・4 核磁気共鳴分光法
  6・2・5 X線結晶解析法
 章末問題

章末問題の解答
参考図書
索引

備 考

第2版では,図版の修正や「形式電荷」の項目を新たに加えた。

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更新: 2024年9月5日
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