生活デザインの体系
978-4-7827-0672-5 C3070
/2012年11月刊行
共立女子大学名誉教授 伊藤紀之 編著
共立女子大学教授 宮武恵子
尚絅学院大学教授 玉田真紀
愛国学園短期大学准教授 畑 久美子 共著
B5・並製・152頁/定価 2,970円(本体2,700円)
従来のデザイン関連の本があいまいにしていた「デザイン」の定義を正しく認識させ,デザインの目的,関連する諸要素・諸分野とのつながりの体系化を目指した前著「被服デザインの体系」を全面改訂し,生活に密着した「デザイン」について基本から歴史・方法論,また最近のデザインなどにも触れ多面的に著した。
主な内容
1 生活デザインとは
- デザインとは
- デザインの歴史
- 生活とデザイン
- デザインとファション
2 デザイン方法論
- 方法論の必要性
- デザインの考え方
- 分析的把握の方法
- 創造的方法
- デザインのプロセス
3 造形理論
- 形態の基礎理論
- 色彩の基礎理論
4 基礎演習
- 基礎造形
- 基礎デザイン
目次(詳細)
1 生活デザインとは
1章 デザインとは
1-1 語源・語義と本質
1-2 デザインの同義語および類語
1-3 デザインの意味範囲
1-4 ソフトとハードのデザイン
1-5 デザインの意味多様化の歴史的背景
1-6 デザインの領域
2章 デザインの歴史
2-1 モノづくりとデザイン
2-2 産業革命以前
2-3 近代デザインの芽生え
2-4 様式主義からの脱皮
2-5 近代デザインの成立
2-6 アール・デコ
2-7 アメリカのインダストリアル・デザイン
2-8 日本の近代デザイン化
2-9 歴史に見るデザインの三段階
3章 生活とデザイン
3-1 家政学・生活科学とデザイン
3-2 デザインにおけるユーザビリティ
3-3 デザインにおけるメッセージ性
3-4 ユニバーサルデザイン
3-5 コミュニティデザイン
3-6 エコロジカルデザイン
4章 デザインとファション
4-1 1920年代-モダニズム文化の到来
4-2 1930年代-不況と不安と逆境の文化
4-3 1940年代-暗く厳しい時代と幕開け
4-4 1950年代-技術進歩と文化の融合
4-5 1960年代-変化する時代に対応する文化
4-6 1970年代-ライフスタイルを反映する文化
4-7 1980年代-高級化志向を反映するポスト・モダン
4-8 1990年代-価値観の変化に合わせた多種多様化
4-9 2000年代-グローバリゼーション下で二極化する文化
2 デザイン方法論
5章 方法論の必要性
6章 デザインの考え方
7章 分析的把握の方法
7-1 人間-自然-社会の三角構造
7-2 人文科学-自然科学-社会科学の関係
7-3 人間-モノ-目的-環境の関係
7-4 階層構造の把握
7-5 材料-加工-形態の関係
8章 創造的方法
8-1 ブレーンストーミング法
8-2 KJ法
8-3 シネクティクス
8-4 等価変換理論
8-5 チェックリスト法
9章 デザインのプロセス
9-1 デザインの基本プロセス
9-2 デザイン・プロセスの実際
3 造形理論
10章 形態の基礎理論
10-1 形態の分類
10-2 造形における点・線・面・立体
10-3 形態の認識
10-4 形態の錯視
10-5 形態の秩序
11章 色彩の基礎理論
11-1 色の概念
11-2 色の体系
11-3 色の心理
11-4 配色と調和
4 基礎演習
12章 基礎造形
12-1 描写力と表現力
12-2 人体表現
12-3 色彩演習
12-4 構成演習
12-5 材料・加工・形態
12-6 文様制作
13章 基礎デザイン
13-1 生活調査
13-2 衣服と環境
13-3 作業服 (学生作品)
13-4 ユニフォーム (学生作品)
13-5 実際例-無印良品の平品開発とデザイン戦略
三共出版で購入?