• 献本

入門コロイドと界面の科学(新装版)

978-4-7827-0833-0 C3043 /2024年3月刊行
鈴木四朗
東京理科大学名誉教授 近藤 保 共著
A5・並製・206頁/定価 2,750円(本体2,500円)
化学だけでなく物理学,生物学など広い領域にわたるコロイドと界面の科学を,数多くの図版を使って一つ一つていねいに説明し,コロイドと界面の基礎知識のない人にも理解できるよう配慮。
本書はコロイド科学・界面科学の入門書としてばかりでなく,薬学・農学・食物学・被服学などを専門とする人達の基礎化学として最適の書。
主な内容
  1. コロイドと界面
  2. コロイド分散系
  3. いろいろな界面現象
  4. 薄膜
  5. アワ
  6. 気体コロイド
  7. ゾル・ゲル・ゼリー
目次(詳細)

1. コロイドと界面
 1.1 コロイドとその特徴
 1.2 界面とその重要性

2. コロイド分散系
 2.1 コロイド分散系の分類
 2.2 分散(粒子)コロイドの生成
 2.3 コロイドの精製
 2.4 コロイドの運動学的性質
  A. ブラウン運動
  B. 沈降
  C. 拡散
  D. コロイド液の流動
  E. 浸透圧
 2.5 光学的性質
 2.6 電気的性質
  A. 電気二重層
  B. 界面動電現象
  C. コロイド粒子の電荷と等電点
 2.7 コロイド分散系の安定性
  A. 安定化の要因
  B. 凝析価と凝析力
  C. イオンの拮抗作用
  D. 速い凝集と遅い凝集
  E. 凝集速度
  F. 塩析と離液順列
  G. 保護作用と増感
  H. 異粒子間の凝集

3. いろいろな界面現象
 3.1 表面張力
 3.2 界面活性剤の性質
  A. 親水基と疎水基
  B. H.L.B.
  C. ミセルの形成と臨界ミセル濃度
 3.3 乳化とエマルション
  A. エマルションの生成と型
  B. エマルションの型の判別法
  C. エマルションの主な性質
  D. エマルションのの安定性と破壊
  E. 転相と転相温度
  F. その他のエマルション
 3.4 吸着
  A. 固体―気体間の吸着
  B. 液体―気体間の吸着
  C. 物理吸着と化学吸着
 3.5 ヌレ
  A. 接触角
  B. 「ヌレ」の仕事と型
  C. 固体の臨界表面張力
  D. 溶液からのヌレ
 3.6 接着
  A. 接着の条件
  B. 接着力
  C. 接着力に影響を与える因子

4. 薄膜
 4.1 不溶性単分子膜
  A. 単分子膜の生成
  B. 単分子膜の性質
 4.2 二分子膜
  A. セッケン膜
  B. 脂質二分子膜・リポソーム
 4.3 多分子膜
 4.4 マイクロカプセル
  A. 主な調整法
  B. 性質
  C. 利用

5. アワ
 5.1 アワの種類
 5.2 アワの生成法
  A. 物理的方法
  B. 化学的方法
 5.3 アワ立ち
 5.4 アワ膜の破壊
  A. 気体の拡散による破壊
  B. 液体の流動による破壊
 5.5 アワの寿命
 5.6 消泡
  A. 抑泡作用と破泡作用
  B. 消泡の方法と消泡剤
 5.7 アワの利用
  A. 製パン
  B. 浮遊選鉱
  C. 泡沫分離

6. 気体コロイド
 6.1 粉体
  A. 粉体の集合状態の表現
  B. 粉体のあつまり方
  C. 空隙率と比表面積・粒径の関係
  D. 粉体粒子の流動性
  E. 粉体の圧縮とズリ
 6.2 エーロゾル
  A. 分類
  B. 生成
  C. 性質
  D. 燃焼
  E. 捕集

7. ゾル・ゲル・ゼリー
 7.1 ゾル状態とゲル状態
 7.2 ゲル(ゼリー)の生成
 7.3 ゲル(ゼリー)の構造
 7.4 ゲル・ゼリーの性質
  A. 膨張
  B. ゲル(ゼリー)強度
  C. 結合水と自由水
  D. 離漿
  E. ゲル中の水分子の性質
 7.5 ゼリー中の沈殿反応
 7.6 ゲルロ過
 7.7 人工ゲル―高分子ハイドロゲル

 引用文献
 参考図書
 付録
 重要な式の導き方
 索引

備 考

旧版(ISBN978-4-7827-0304-5)から並製本に装丁を変更した新装版です。内容に変更はありません。(2024年3月)

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更新: 2024年6月11日
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