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新版 はじめての電子状態計算:DV-Xα分子軌道計算への入門(第2版)

978-4-7827-0837-8 C3043 /2025年1月刊行
京都大学名誉教授 足立裕彦
関西学院大学教授 小笠原一禎
兵庫教育大学教授 小和田善之
岡山理科大学教授 坂根弦太
大阪大学准教授 水野正隆 共著
B5・並製・296頁 【Windows,Mac,Linux対応】/定価 3,850円(本体3,500円)
物質のすべての元素の電子状態をパソコンで簡単に,短時間で計算できると好評を博し,改良を重ねてきた「DV-プログラム」。
本書は,計算支援環境がさらに充実し,macOS環境においてもWindows版と同様の計算支援環境を提供するとともに,周辺プログラムに可視紫外吸収スペクトルの算出プログラムUVSが追加された「DV-プログラム」の利用方法,より簡単にモデル構築するためのフリープログラムの活用方法などを,わかりやすく丁寧に解説する。
※DV-プログラムは,本書に記載のアカウントでウェブサイトにログインすることによりダウンロードできます。
プログラム内容
  • DV-分子計算プログラム
  • 光電子スペクトルおよびX線吸収スペクトル計算プログラム
  • DV-法のための統合支援環境(Windows,macOS)
  • 相対論DV-法計算プログラム
  • 非相対論DVME法計算プログラム
主要目次
  1. 電子状態計算とは
  2. 必要な計算環境の構成
  3. DV- 分子軌道計算の基本操作
  4. 各種プログラムの解説
  5. クラスター法による結晶の計算
  6. DV-法のための統合支援環境
  7. Mac用DV-支援環境
  8. いろいろな計算例
目次(詳細)

1 電子状態計算とは
 1-1 はじめに
 1-2 電子状態計算
 1-3 分子軌道法
 1-4 DV-
2 必要な計算環境の構成
 2-1 OSとCPU
 2-2 メモリ(RAM)
 2-3 ハードディスク
 2-4 VESTAおよび秀丸エディタ
 2-5 その他
3 DV- 分子軌道計算の基本操作
 3-1 プログラムのインストール
 3-2 入力ファイルの作成とプログラムの動かし方
 3-3 計算結果の基本的な見方(1)
 3-4 計算結果の基本的な見方(2)
 3-5 Macintoshのインストール
 3-6 Macintosh上での計算手順
 3-7 Linuxマシンで計算を行う
4 各種プログラムの解説
 4-1 GUI版DV-周辺プログラム
 4-2 光電子スペクトル計算プログラム PES
 4-3 X線スペクトルの理論計算―プログラム“SXS”
 4-4 可視・紫外吸収スペクトルの理論計算―プログラム“UVS”
5 クラスター法による結晶の計算
 5-1 単位格子の作成
 5-2 CIF(Crystallographic Information File)を利用する
 5-3 クラスターモデルを作成する
 5-4 配位状態を考慮したクラスターモデルを作成する
 5-5 原子空孔のモデル作成方法
 5-6 画面上のモデルの色々な表示方法
6 DV-法のための統合支援環境
 6-1 DV-法のための統合支援環境
 6-2 プログラムのダウンロードとインストール
 6-3 統合支援環境の使い方
 6-4 授業での統合支援環境の利用
7 Mac用DV-支援環境
 7-1 Mac用DV-計算支援環境
 7-2 計算支援環境のインストール
 7-3 macOSの仕様変更に伴う作業とghostscriptのインストール
 7-4 計算を行うためのmacOSの環境についての注意
 7-5 計算環境の利用方法
 7-6 計算の実例
8 いろいろな計算例
 8-1 水素吸蔵合金 TiFe
 8-2 ペロブスカイト型酸化物 BaTiO3(正方晶)
 8-3 酸化インジウム(In2O3)中の酸素空孔
 8-4 MgO表面,MgO/V界面
 8-5 スピン分極を考慮に入れた計算(Fe)
 8-6 窒素分子の反磁性,酸素分子の常磁性
付録
 付録A 分子の対称性
 付録B 相対論DV-
 付録C 非相対論版DVME法
 付録D 入出力ファイルの補足説明
 付録E 原子単位系について
 付録F 収束に関するパラメータ

備 考

2025年1月、新版第2版を刊行。

三共出版で購入?

部数:

更新: 2025年1月15日
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