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わかりやすい栄養学(改訂7版)

978-4-7827-0841-5 C3077 / 2020年3月刊行
東京都立短期大学名誉教授 吉田 勉 [編]
伊藤順子・井上久美子・笠原賀子・小築康弘・小林実夏 小松 渡・志田万里子・篠田粧子・南 道子・村上 淳 [共著]
B5・並製・2色刷・200頁/ 定価 2,750円( 本体 2,500円)
単に知識の網羅に終わることのないよう,ヒトの全体を捉えて要点を踏まえながら栄養学を体系的に解説。楽しく学ぶために随所にコラムなどを配し,各章末に演習問題を設けて理解度をチェックできるよう考慮した。
主な内容
  1. 序論
  2. 消化と吸収
  3. たんぱく質
  4. 脂質
  5. 炭水化物
  6. エネルギー
  7. ミネラル(無機質)
  8. ビタミン
  9. 栄養と遺伝子
目次(詳細)

序論
 1 栄養学とは
  (1)栄養学の重要性
  (2)栄養学の歴史
 2 現代人の栄養上の問題点は何か
  (1)近年の栄養問題
  (2)現代の栄養問題
  (3)現代の健康障害と各種栄養素の関係

1 消化と吸収
 1-1 摂食行動
  (1)摂食の調節機構
  (2)時間栄養学
 1-2 食物はどのような順序で消化器官を通過するのか
  (1)口腔
  (2)食道から胃
  (3)小腸
  (4)大腸
 1-3 消化液にはどのような種類があるか
  (1)唾液
  (2)胃液
  (3)膵液
  (4)胆汁
  (5)その他
 1-4 吸収はどのような仕組みで行われているか
  (1)吸収の機構
  (2)栄養素の吸収部位
 1-5 消化・吸収された栄養素はどのようにして運ばれるか
  (1)循環器系
  (2)リンパ系
  (3)栄養素の行方
 1-6 消化と吸収の調節
  (1)神経の刺激とホルモン
  (2)自律神経による調節
 1-7 その他の因子には何があるか
  (1)腸内細菌叢
 1-8 摂取すべき食品の量はどのように決められているか
  (1)消化吸収率

2 たんぱく質
 2-1 たんぱく質を化学する
  (1)たんぱく質の定義
  (2)アミノ酸
  (3)必須アミノ酸
  (4)たんぱく質の構造
  (5)たんぱく質の分類
  (6)たんぱく質の物理化学的性質
 2-2 たんぱく質の体内での働きとは
  (1)生体内のペプチド・たんぱく質の働き
  (2)ペプチドホルモン
  (3)必須アミノ酸の必要量
  (4)たんぱく質栄養価の判定
  (5)たんぱく質の食事摂取基準
 2-3 たんぱく質はどのように消化・吸収・代謝されるか
  (1)たんぱく質の消化
  (2)たんぱく質の吸収
  (3)たんぱく質の代謝
  (4)食物アレルギー

3 脂質
 3-1 脂質を化学する
  (1)脂質の定義と分類
  (2)脂質の化学
 3-2 脂質の体内での働きとは
  (1)エネルギー源
  (2)必須脂肪酸
  (3)エイコサノイド
  (4)生体膜構成成分
  (5)ステロイドホルモン
  (6)その他の作用
  (7)脂質の摂取量
 3-3 脂質はどのように消化・吸収・代謝されるか
  (1)食事脂質の消化・吸収
  (2)脂質の体内運搬・貯蔵
  (3)脂質の分解
  (4)脂質の合成
  (5)コレステロールの代謝
  (6)脂質と疫病

4 炭水化物
 4-1 炭水化物を化学する
  (1)炭水化物の定義と分類
  (2)単糖
  (3)オリゴ糖(少糖)
  (4)多糖
 4-2 炭水化物の体内での働きとは
  (1)エネルギー源としての炭水化物
  (2)非エネルギー源としての炭水化物
  (3)炭水化物とほかの栄養素との関係
  (4)炭水化物摂取の現状
  (5)炭水化物の食事摂取基準
 4-3 炭水化物はどのように消化・吸収・代謝されるか
  (1)炭水化物の消化
  (2)炭水化物の吸収
  (3)糖質代謝
 4-4 食物繊維の効用とは
  (1)食物繊維に対する考え方の変化
  (2)食物繊維の定義
  (3)食物繊維の生理作用
  (4)食物繊維の目標摂取量

5 エネルギー
 5-1 食物からエネルギーへ
  (1)エネルギーの定義
  (2)エネルギーの消費
  (3)アルコールの栄養
 5-2 運動と栄養
  (1)運動エネルギー
  (2)最大酸素摂取量
  (3)健康を増進するための運動
  (4)運動と栄養素等摂取量

6 ミネラル(無機質)
 6-1 ミネラルの必要性を考える
 6-2 ミネラルは体内のどこに分布しているか
  (1)生体組織の構成成分としてのミネラル
  (2)生体機能の調節に関与するミネラル
 6-3 ミネラルの働きと欠乏・過剰について
  (1)多量ミネラル
  (2)微量ミネラル
 6-4 水を考える
  (1)水の機能
  (2)水の出納
  (3)脱水と浮腫
 6-5 電解質による調節

7 ビタミン
 7-1 ビタミンの必要性を考える
  (1)ビタミンの概念
  (2)栄養素としてのビタミン
  (3)ビタミン発見・研究の歴史
 7-2 各脂溶性ビタミンの働きと欠乏・過剰について
  (1)ビタミンA
  (2)ビタミンD
  (3)ビタミンE
  (4)ビタミンK
 7-3 各水溶性ビタミンの働きと欠乏・過剰について
  (1)ビタミンB1
  (2)ビタミンB2
  (3)ビタミンB6
  (4)ナイアシン
  (5)パントテン酸
  (6)ビオチン
  (7)葉酸またはフォラシン
  (8)ビタミンB12
  (9)ビタミンC

8 栄養と遺伝子
 8-1 はじめに
 8-2 DNAの基礎
 8-3 ビタミンやミネラルと遺伝子
 8-4 食生活と遺伝子(時計遺伝子)

付表
 1 日本人の食事摂取基準(2025年版)
 2 栄養素等摂取量の年次推移
 3 エネルギーの栄養素別摂取構成比
 4 栄養素等摂取量,食品群別摂取の状況
 5 栄養バランスのとれた食事の状況
 6 身体活動・運動の状況
 7 食事バランスガイド

 演習問題解答
 参考文献
 索引

コラム
 期待される分子栄養学の展開
 食物アレルギーと腸管免疫
 食事量過剰も発がん危険因子
 アミノ酸代謝異常症
 アミノ酸樽
 食事脂質を考える1 ~多価不飽和脂肪酸~
 脂質に蓄積する危ないもの ~農薬・ダイオキシン類~
 食事脂質を考える2 ~コレステロール~
 AGEs終末糖化最終産物
 食物繊維とルミナコイド
 脂肪細胞は分泌臓器
 イッキ飲みには要注意!
 ミネラルの栄養状態とQOL
 思春期女性のPMSと潜在性鉄欠乏状態
 代謝調節に欠かすことができないミネラル
 デートとビタミンAの関係
 栄養と遺伝子の修飾
 食生活とがん

備 考

・「日本人の食事摂取基準(2025年版)」の公開に伴い 改訂7版に改訂しました。(2025年3月)

三共出版で購入?

部数:

更新: 2025年4月4日
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