• 献本

基礎物質科学 -大学の化学入門-

978-4-7827-0528-5 C3043 /2007年3月刊行
大阪大学名誉教授 蒲池幹治
前奈良女子大学教授 岩井 薫
豊橋技術科学大学名誉教授 伊藤浩一 共著
B5・並製・2色刷・186頁/定価 2,640円(本体2,400円)
大学入試の多様化などにより,化学を必要とする学部・学科にも物理や化学を勉強していない学生が増えている。そんな化学未履の学生も対象に中学レベルから学び,物質に関する基礎知識をわかりやすくていねいに解説。また,自習用としても活用できるよう例題,演習,章末問題を充実させた。
目次

第1章 物質と人類の発展
 1.1 物質と社会
 1.2 近代化学の誕生 物質―元素―周期表
 1.3 物質の分類
 1.4 物質の分離
 1.5 化学における測定と単位
 【コラム】太陽エネルギーの利用
      海水から淡水へ
      物質の純度を表す表現
      ナノテクとは?
      精度と確度
 章末問題

第2章 ミクロに見た物質
 2.1 物質を構成する原子とはなにか
  2.1.1 元素と原子
  2.1.2 元素の性質はなにが決めるのか
 2.2 元素の原子量と物質量
  2.2.1 原子量と同位体
  2.2.2 物質量
 2.3 原子の中の電子配置
  2.3.1 水素原子とボーアモデル
  2.3.2 原子軌道とエネルギー準位
  2.3.3 原子軌道とそのかたち
  2.3.4 原子の電子配置
 2.4 元素の周期性
  2.4.1 周期表とその背景
  2.4.2 周期表と元素の分類
  2.4.3 イオンとその生成
  2.4.4 イオンの生成における元素の周期性
 2.5 分子と結合
  2.5.1 分子と共有結合
  2.5.2 分子式と分子量
  2.5.3 多重共有結合
  2.5.4 配位共有結合
  2.5.5 共有結合の極性
  2.5.6 イオン結合
 2.6 分子構造とそのかたち
  2.6.1 分子のかたちと極性
  2.6.2 sp3混成軌道
  2.6.3 sp2およびsp混成軌道
  2.6.4 π結合
 2.7 分子のかたちと異性体
  2.7.1 分子の化学的表示法
  2.7.2 立体異性体
 2.8 その他の結合
  2.8.1 金属結合
  2.8.2 ファンデルワールス力(分子間相互作用)
  2.8.3 水素結合
  2.8.4 疎水結合
 【コラム】 原子半径とイオン半径
       界面活性剤
 【発 展】 質量損失と原子力
 章末問題

第3章 物質の状態
 3.1 気体
  3.1.1 気体の運動と圧力
  3.1.2 気体の圧力とその表示
  3.1.3 気体の圧力と体積
  3.1.4 気体の体積と温度の関係
  3.1.5 ボイル・シャルルの法則(理想気体の法則)
  3.1.6 分圧の法則
  3.1.7 実在気体と理想気体
 3.2 液体
  3.2.1 液体の特性
  3.2.2 蒸気圧
  3.2.3 溶液とその濃度
  3.2.4 溶液の蒸気圧降下
  3.2.5 浸透圧
  3.2.6 沸点上昇
  3.2.7 凝固点(融点)降下
 3.3 固体
  3.3.1 結晶
  3.3.2 無定形固体(非晶質)
 3.4 物質の状態を決める要因
 3.5 三態以外の状態
  3.5.1 液晶
  3.5.2 コロイド
  3.5.3 プラズマ
 【コラム】 人工透析
       超分子とその展開
 【発 展】 飽和蒸気圧と温度
 章末問題

第4章 物質の変化
 4.1 化学反応と化学式
  4.1.1 身の周りの化学反応
  4.1.2 化学反応はなぜおこるのか
  4.1.3 化学反応式
  4.1.4 化学反応の法則と化学反応式
  4.1.5 化学反応の分類
 4.2 化学反応と反応熱
  4.2.1 エネルギーと反応熱
  4.2.2 熱化学方程式
  4.2.3 ヘスの法則
  4.2.4 化学結合とと反応熱
 4.3 反応速度
  4.3.1 反応における速度の定義
  4.3.2 濃度と反応速度
  4.3.3 反応温度と反応速度
  4.3.4 触媒の役割
 4.4 平衡の概念
  4.4.1 平衡とは
  4.4.2 化学平衡とその活用
 4.5 酸と塩基
  4.5.1 酸・塩基の定義
  4.5.2 酸・塩基の定義の拡張
  4.5.3 酸・塩基の分類
  4.5.4 酸・塩基の強度
  4.5.5 電離定数と電離度
  4.5.6 水と水素イオン濃度
  4.5.7 中和反応と滴定
  4.5.8 中和滴定と滴定曲線
 4.6 酸化と還元
  4.6.1 酸化・還元の定義の変遷
  4.6.2 酸化数と酸化・還元反応
  4.6.3 酸化剤と還元剤
  4.6.4 酸化・還元反応式の組み立て
  4.6.5 酸化・還元反応の活用
 【コラム】 半減期を用いた年代測定
       酵素の働き
       燃料電池
 【発展】 ルイスの酸・塩基
 章末問題

【付録】 化合物の読み方・書き方
章末問題解答
参考にした本
索引

備 考

2024年3月、重版17刷。

三共出版で購入?

部数:

更新: 2024年11月19日
シェア: facebookでシェア はてなブックマークに追加 LINEでシェア noteで書く X(Twitter)にポスト メールで送る このページを印刷する シェアする