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ヘルプフル!コ・メディカルのためのケミストリー

978-4-7827-0701-2 C3043 /2013年12月刊行
北見工業大学名誉教授 多田旭男
前北見工業大学准教授 射水雄三 共著
B5・並製・2色刷・172頁/定価 2,530円(本体2,300円)
本書は, 化学の基礎である無機化合物および有機化合物の構造と性質, 化合物の集合状態と化学変化, 生体構成物質の構造, 性質, 化学変化などについて解説し, さらにコ・メディカル分野への応用力を磨くことを想定して, 医療系の専門知識や技術に関する事項を化学の視点から総合的に解説した。

主な内容
  1. 物質の構造,無機化合物
  2. 物質の状態
  3. 物質の化学変化
  4. 有機化合物,合成繊維・樹脂
  5. 身体構成物質,栄養
  6. 健康と医療
サンプル
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目次

0 本書の特色と使い方
 0.1 なぜケミストリーを学ぶのか
 0.2 本書の構成
 0.3 本書のスマートな使い方

1 物質の構造,無機化合物
 1.1 物質,材料
 1.2 原子と電子
  1.2.1 原子を構成する粒子
  1.2.2 原子内の電子配置,元素の周期性
 1.3 化合物と化学結合
  1.3.1 化学結合の原因,種類
  1.3.2 イオン結合
  1.3.3 共有結合
  1.3.4 金属結合
  1.3.5 配位結合
  1.3.6 水素結合
  1.3.7 ファン・デル・ワールス力結合
 1.4 無機元素,無機化合物,金属
  1.4.1 1族元素
  1.4.2 2族元素
  1.4.3 3族~11族元素,金属錯体
  1.4.4 12族元素
  1.4.5 13族元素
  1.4.6 14族元素
  1.4.7 15族元素
  1.4.8 16族元素
  1.4.9 17族元素
  1.4.10 18族元素
 1.5 金属アレルギー
  1.5.1 金属アレルギーと原因物質
  1.5.2 金属アレルギーのメカニズム
  1.5.3 金属アレルギーの治療,キレーション

2 物質の状態
 2.1 物質とその状態
 2.2 物質の3 つの状態
  2.2.1 気体
  2.2.2 液体
  2.2.3 固体
 2.3 水溶液
  2.3.1 水溶液とは
  2.3.2 溶液の濃度
  2.3.3 気体の液体への溶解
  2.3.4 電解質溶液
  2.3.5 溶液の束一的性質
 2.4 コロイド,界面現象
  2.4.1 コロイドとその特徴
  2.4.2 コロイド溶液の性質
  2.4.3 界面現象

3 物質の化学変化
 3.1 化学反応の平衡と速度
  3.1.1 化学反応と反応熱
  3.1.2 化学反応の起こりやすさ
  3.1.3 平衡定数と平衡移動
 3.2 化学反応の速度と触媒
  3.2.1 反応速度に対する反応物の濃度,分圧の影響
  3.2.2 反応速度に対する温度の影響,活性化エネルギー
  3.2.3 触媒,酵素
 3.3 酵素反応
  3.3.1 酵素反応のメカニズムと反応速度式
  3.3.2 酵素の活性と温度,pH,阻害剤との関係
 3.4 酸,塩基
  3.4.1 水の電離,酸性,塩基性
  3.4.2 pH,食品の酸・塩基性
  3.4.3 酸・塩基反応
  3.4.4 生体内の緩衝溶液
  3.4.5 生体における化学的緩衝
  3.4.6 生体における生理学的緩衝
  3.4.7 体内における薬の酸・塩基反応
 3.5 酸化反応,還元反応
  3.5.1 酸素原子あるいは水素原子の授受を行う酸化・還元反応
  3.5.2 電子の授受を行う酸化・還元反応
  3.5.3 電池
  3.5.4 金属の腐食
 3.6 ラジカル反応
  3.6.1 ラジカルとラジカル反応
  3.6.2 ラジカル反応の例と抑制

4 有機化合物,合成繊維・樹脂
 4.1 炭化水素
  4.1.1 炭化水素の分類
  4.1.2 鎖式炭化水素
  4.1.3 環式炭化水素
 4.2 へテロ原子をもつ有機化合物
  4.2.1 主な官能基とそれを含む有機化合物
  4.2.2 含酸素有機化合物
  4.2.3 含窒素有機化合物
  4.2.4 アルカロイド
  4.2.5 含硫黄有機化合物
  4.2.6 有機ハロゲン化合物
 4.3 合成有機高分子化合物
  4.3.1 合成繊維
  4.3.2 合成樹脂(プラスチック)
  4.3.3 ゴム
  4.3.4 他の機能性樹脂

5 身体構成物質,栄養
 5.1 糖質
  5.1.1 単糖類
  5.1.2 二糖類
  5.1.3 多糖類
  5.1.4 加熱による糖質の変化
 5.2 脂質
  5.2.1 単純脂質
  5.2.2 複合脂質
  5.2.3 不ケン化物
  5.2.4 脂質の自動酸化
  5.2.5 ホルモン
 5.3 タンパク質,アミノ酸
  5.3.1 タンパク質の構成元素,構造
  5.3.2 タンパク質の化学的性質
  5.3.3 タンパク質の定性反応,定量反応
  5.3.4 アミノ酸
 5.4 酵素
  5.4.1 酵素とは
  5.4.2 酵素が働く仕組み
  5.4.3 酵素阻害剤と薬
  5.4.4 酵素センサー
 5.5 核酸とその役割
  5.5.1 核酸の構成成分
  5.5.2 糖,塩基,リン酸の結合
  5.5.3 核酸の構造とその役割
 5.6 ビタミン
  5.6.1 ビタミンの性質,作用
  5.6.2 ビタミンの化学的安定性
 5.7 ミネラル
  5.7.1 主なミネラルの機能と摂取
  5.7.2 各ミネラルの化学的性質
  5.7.3 水

6 健康と医療
 6.1 健康と細胞・代謝
  6.1.1 健康と細胞
  6.1.2 細胞と代謝
 6.2 消化,代謝
  6.2.1 消化
  6.2.2 タンパク質,糖質,脂質の各代謝経路の相互関係
  6.2.3 糖質の代謝
  6.2.4 脂質の代謝
  6.2.5 タンパク質の代謝
 6.3 細胞膜の化学
  6.3.1 細胞膜のリン脂質二重層
  6.3.2 細胞膜の半透性
  6.3.3 細胞膜における物質移動
  6.3.4 イオンチャネルと電気信号伝達
 6.4 薬
  6.4.1 薬と化学
  6.4.2 薬の作用機序の例
  6.4.3 体内での薬の移動と化学的変化
  6.4.4 薬の溶解性と吸収性
  6.4.5 薬の剤型と吸収性
  6.4.6 薬の投与法
  6.4.7 薬の使用,取扱い,保管
  6.4.8 消毒薬
 6.5 画像検査,検体検査
  6.5.1 X線撮影,X線CT
  6.5.2 MRI
  6.5.3 PET診断
  6.5.4 核医学診断
  6.5.5 検体検査
 6.6 医療用装置・器具・用具と材料
  6.6.1 人工臓器など
  6.6.2 整形外科および歯科用の材料
  6.6.3 他の医療器具
 6.7 放射線とその生体への影響
  6.7.1 放射線
  6.7.2 放射性同位体の半減期
  6.7.3 放射線と放射能の単位
  6.7.4 放射線の透過力,生体への影響
  6.7.5 放射線防護と放射線遮へい用具

備 考

図書館などの学術機関向けサービス「Maruzen eBook Library (MeL)」に電子書籍がございます。機関のご担当者様は Knowledge Worker よりご購入が可能です。

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部数:

更新: 2024年8月28日
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