• 献本

有機工業化学

有機資源と有機工業製品を結ぶ有機化学
978-4-7827-0732-6 C3043 /2015年6月刊行
兵庫県立大学教授 川瀬 毅 著
B5・並製・2色刷・292頁/定価 2,970円(本体2,700円)
有機資源が有機工業製品に変換される過程でどのような有機化合物の性質や反応を応用しているのか,有機化学の知識と有機工業製品を結び付けてわかりやすく解説。さらに有機工業製品の歴史を取り上げ,開発の経過やその開発企業,製品の移り変わりなどを紹介する。
内容
  1. 有機資源とエネルギー
  2. 石油資源とその精製
  3. 石油化学
  4. 石炭化学
  5. 天然ガス・合成ガス
  6. 高分子材料
  7. 油脂・界面活性剤
  8. 染料・色素
  9. 機能性色素
  10. 有機半導体とその応用
  11. 液晶・液晶ディスプレイ材料
  12. 香料・化粧品・香辛料・甘味料
  13. 医薬品・農薬(殺虫剤・除草剤)
  14. 有機化学工業と環境
目次(詳細)

1 有機資源とエネルギー
 1.1 有機資源と有機材料
 1.2 エネルギー資源の変遷
 1.3 有機資源とエネルギーの現在と将来像

2 石油資源とその精製
 2.1 石油の形成
 2.2 石油の埋蔵量と分布
 2.3 原油の成分と分類
 2.4 石油精製
 2.5 石油製品

3 石油化学
 3.1 日本の石油化学工業の現状と課題
 3.2 エチレンから製造される石油化学工業製品
 3.3 プロピレンから製造される石油化学工業製品
 3.4 C4オレフィンからの誘導体の合成
 3.5 芳香族からの誘導体の合成

4 石炭化学
 4.1 石炭の形成
 4.2 石炭の種類
 4.3 石炭の埋蔵量と分布
 4.4 石炭の利用
 4.5 石炭のガス化
 4.6 石炭の液化

5 天然ガス・合成ガス
 5.1 資源としての天然ガスとその分類
 5.2 天然ガスの燃料としての利用
 5.3 天然ガスの化学製品原料としての利用
 5.4 天然ガスの利用の将来

6 高分子材料
 6.1 はじめに
 6.2 高分子の合成
 6.3 繊維
 6.4 プラスチック(樹脂)
 6.5 ゴム
 6.6 その他

7 油脂・界面活性剤
 7.1 はじめに
 7.2 油脂
 7.3 塗料
 7.4 ろう(ワックス)
 7.5 界面活性剤

8 染料・色素
 8.1 はじめに
 8.2 色素の構造的特徴
 8.3 天然染料
 8.4 合成色素
 8.5 蛍光増白染料
 8.6 着色色素

9 機能性色素
 9.1 色と光の三原色
 9.2 写真
 9.3 プリンター用色素

10 有機半導体とその応用
 10.1 有機分子の導電性
 10.2 導電性高分子
 10.3 有機電界効果トランジスター(有機FET)
 10.4 有機太陽電池
 10.5 有機ELディスプレイ
 10.6 炭素材料

11 液晶・液晶ディスプレイ材料
 11.1 液晶
 11.2 液晶の発見
 11.3 液晶の種類と構造
 11.4 液晶ディスプレイ
 11.5 反射型液晶ディスプレイ
 
12 香料・化粧品・香辛料・甘味料
 12.1 嗅覚
 12.2 香料の種類
 12.3 テルペノイドの合成
 12.4 テルペノイド以外の天然香料の構造と合成
 12.5 化粧品
 12.6 香辛料と甘味料
 
13 医薬品・農薬(殺虫剤・除草剤)
 13.1 化学製品としての特徴
 13.2 医薬品と医薬産業の成立
 13.3 新薬開発
 13.4 農薬と殺虫剤
 13.5 除草剤

14 有機化学工業と環境
 14.1 公害とその防止のための立法措置
 14.2 地球規模の環境問題
 14.3 予防原則とリスク管理
 14.4 さいごに

備 考

2024年3月、重版3刷。

三共出版で購入?

部数:

更新: 2024年8月8日
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